アルバイトじゃない!?チャットレディが個人事業主になる理由

この記事を開いてくれた方はチャットレディは個人事業主になるということを、事務所のスタッフさんや周りのチャットレディさんから聞いたのではないでしょうか。

そうです、チャットレディは個人事業主になるので確定申告をしなければいけません(゚ω゚)

 

「どうしてチャットレディはアルバイト(給与所得者)にならないの?」

「個人事業主とアルバイトでどんな待遇の差があるの?」

「個人事業主なのか確認する方法は?」

 

上記の疑問をお持ちの方に向けて記事を書きました。

記事の最後に、個人事業主になっているか確認する方法も書きましたので、チェックしてみてください。

自分の目で確認することが大事ですよ。

 

さきに結論を言うと、チャットレディが個人事業主になる理由は「会社が節税をしたいから」です。

それでは解説していきますね。

 

どうしてチャットレディは個人事業主になるの?

会社が払う消費税が安くなるからです。

 

会社がチャットレディにお給料としてお金を払うのか、報酬としてお金を払うのかによって、消費税の取り扱いが違います。

 

こちらをご覧ください。

  • 会社が個人事業主を雇う→外注費を払う(消費税は課税)→チャットレディは報酬を受け取る
  • 会社がアルバイトを雇う→給与を払う(消費税は非課税)→チャットレディはお給料を受けとる

 

上記をもとに、チャットレディ会社の帳簿を作ってみました。

 

ここで注目してほしいのは、赤字の消費税額の違いです。

出金額は108円で同じですが、外注費には8円の消費税が含まれていますよね?

 

 

つまり下記のように計算されています。

  • 外注費100円+消費税8円=報酬108円
  • お給料108円+消費税0円=お給料108円

 

これはチャットレディさんの報酬が少ないわけではないです。

チャットレディさんからすれば、報酬もお給料も同じ金額で支給されます。

 

一方で会社からしてみると、消費税を払う経費が増えました。

これが会社にとって、大きなメリットになります。

 

詳しくは下記の記事を読んでください。

売上が1,000万円を超えると消費税の確定申告が必要になります。

参照:消費税の確定申告

 

個人事業主なら社会保険にいれなくていい

チャットレディなどの個人事業主は社会保険に入れてもらえません。

会社は人を雇うと、一定条件を満たした人には社会保険に入れてあげる義務があります。

 

社会保険はこの4つです。

  1. 雇用保険
  2. 労災保険
  3. 健康保険
  4. 厚生年金

 

アルバイトになれば、雇用保険と労災保険に入れます。

とくに関わりがあるのは雇用保険で、もし失業したときに雇用保険に入っていれば失業手当がもらえます。

 

しかし、チャットレディはアルバイトではないので雇用保険に入っていません。

そのため失業手当がもらえません。

 

他にも健康保険と厚生年金があるのですが、これはアルバイトで週に4日以上出勤していたり、1年以上働くことが雇用契約書に書かれている場合に加入できます。

 

健康保険や厚生年金は費用の半分を会社が負担してくれるため、お得な社会保険なのですが…

チャットレディはアルバイトではないので、健康保険と厚生年金にも入れないです…

 

個人事業主として雇えば会社の雑収入がふえる

個人事業主としてチャットレディを雇えば、レンタル料やシステム料を請求できるので会社は雑収入が増えます。

 

店舗でチャットレディしている方は、会社が提供してくれている部屋、パソコン、カメラなどを使わせてもらっていますよね?

そのため、レンタル料を請求されることがあります。

 

レンタル料はこれです。

わかりずらいように名前を厚生費にしていますが、これはただのレンタル料。

会社の報酬明細ごとに名前は違うかもしれませんけど内容はおなじです。

 

一方でアルバイトだレンタル料は請求されません。

アルバイトは会社のために働いているので、会社の備品を無料で使う権利があります。

 

ところが、個人事業主は自分のために働いています。

だからチャットレディの会社が提供してくれている部屋、パソコン、カメラ、衣装などを利用するときはレンタル料を請求されます。

 

レンタル料を請求されていなかったら、ラッキーです!

そのまま無視しておきましょう。

 

本来、会社はレンタル料を請求しないと、チャットレディをアルバイトとして雇っているとみなされる可能性があるので、会社としてはリスクを負うことになるのですが…

 

 

チャットレディが個人事業主かアルバイトか確認する方法

さてここからは本当にチャットレディが個人事業主なのか確認してみましょう。

 

チャットレディが個人事業主なのか確認する方法は契約書を見ればわかります。

  • 個人事業主→業務委託契約書(業務請負契約)
  • アルバイト→雇用契約書

 

たとえば、ポケットワークのサイトにはこのように記載されています。

ポケットワークとチャットレディ(テレフォンレディ)の契約は、
業務請負契約です。
従ってチャットレディ・テレフォンレディの皆様は一人ひとりが個人事業主になります。

ポケットワーク:確定申告

 

または1年間の報酬額が記載されている書類を見ることでもわかります。(毎年2月に会社からもらえます)

  • 個人事業主→支払調書
  • アルバイト→源泉徴収票

 

まとめ

チャットレディが個人事業主になる理由は3つでした。

  1. 会社が消費税を節税するため
  2. 会社が社会保険料を払いたくないため
  3. 会社が雑収入を請求するため

 

個人事業主は会社に守ってもらえないので、自分で税金から保険まで勉強しなければいけないです。

難しいとは思いますけど、少しずつ学びましょう。

稼ぐ人は節税も上手なので賢くお金を残しています。

 

✔️つぎに読みたい記事

チャットレディの経費まとめ

 

✔チャットレディさんにおすすめのクラウド会計ソフト

  • freee:初心者向けのクラウド会計ソフト。一番カンタンに確定申告書が作れます。メールアドレスを登録するだけで、1ヶ月無料でお試しできます。
  • MFクラウド:中級者向けのクラウド会計ソフト。こちらもメールアドレスを登録するだけで、1ヶ月間無料でお試しできます。
  • 弥生会計:老舗の会計ソフト。多くの中小企業で利用されています。クラウド会計についてはやや遅れ気味。

 

✔チャットレディさんにおすすめの税理士紹介サービス

  • 税理士ドットコム:老舗の税理士紹介サイト。質のよい税理士が多数在籍している。掲示板もあるので、他の人の悩みも覗けるのが好評。
  • ベンチャーライフ:格安で確定申告をしてくれる税理士を紹介するサービス。お問い合わせで、要望を伝えるだけで、あなたにぴったりな税理士を紹介してくれます。
  • シェアーズ:個人事業主に強いがある税理士紹介サービス。ただ、ネットであまりいい評判を聞かないです…

 

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